香港旅行 その5 スタンレー
香港の旅、3日目はどこに行くか、実は決めていませんでした。
マカオとかにしようか、どうしようかとガイドブックをあれこれ見ていたら、
ちょっと足を延ばして郊外まで行くと、欧米の雰囲気が味わえるということがわかり、
王道パターンのマカオ行きはやめて、スタンレーに行くことにしました。
スタンレーは、香港島の南に位置する小さな半島で、かつては香港最大の漁港だったそうです。
今はスタンレーマーケットという、欧米人に人気のマーケットや、洋館「マレーハウス」、各国のおいしいレストランなどが点在するおしゃれな街になっています。
スタンレーに行くには、まず香港島のほうに行きます。
今回はフェリーを利用。尖沙咀から香港島の中環まで、スターフェリーで6分ほど。
あっという間の海の旅です(笑)
そして向かったのはセントラル(中環)のバスターミナル。
このセントラル、ちょうど日曜日ということもあって、実はすごいことになっていました。
通路や公園にシートを広げて、若い女性たちが大勢集まって、ワイワイガヤガヤしゃべっているんです。
なんかコンサートでもあって並んでいるのかと思いきや、調べてみたら、実は全然違うんですね。
ここに集まっているのは出稼ぎのフィリピン女性たち。
彼女たちは中国の家庭で平日は家政婦として働いていて、週に一度の休みに、ここセントラルに集まって仲間たちとおしゃべりをするのが恒例なのだそう。
そんな家政婦さんたちの間を通り抜けてバスターミナルへ。
ここからスタンレーまでは、バスで45分と、ちょっとかかります。
でも、たまたま260番の急行バス(?)に乗ることができ、30分ほどで到着できました。
バス停を下り、坂を下るとすぐにスタンレーマーケットがあります。
香港の土産物屋や、バッグ、雑貨、子供服などのお店がずっと並んでいます。
お値段は安いけど、女人街ほどチープな感じはなく、見てるだけでも面白い!
さんざん迷った揚げ句、かわいい刺繍がほどこされた巾着袋をお土産にいくつか購入しました。
マレーハウスはすてきな洋館です。
レストランとお店が入っていて、ガイドブックには資料が展示されている香港海事物館があるとなっていましたが、
その日はバザーみたいな催し物で利用されていました。
スタンレーは、どちらかというと欧米の旅行客が多いように感じました。
日本人には出会わなかったような……
団体客が行かない穴場ですね。なかなかいい所でした。
帰りはセントラル付近をブラブラ散策して、またフェリーで帰ってきました。
この日はピッカピカの晴れ!
海辺のスタンレーに行くのに、帽子もサングラスも持っていかなかったので、
強い日差しにまともに当たって結構日焼けしちゃいました。
夏で湿度が高いので、お肌の乾燥の心配はないけど、
日焼けによるお肌のダメージは早く何とかしなくてはいけないと焦りました。
尖沙咀でドラッグストアをチラッと見てみましたが、何を買っていいのかよくわからず…… (^^*)
旅行先にもスキンケア用品をちゃんと持っていかなきゃいけないですね。
香港旅行 その4 夜のオプショナルツアー
香港2日目の夜は、ハーバーシティのフードコートで早い夕飯を済ませ、事前に申し込んであったオプショナルツアー「オープントップバストビクトリアピーク夜景鑑賞」に参加しました。
なにせ雨が降ったらオープントップバスもビクトリアピーク夜景鑑賞も台無しになってしまうので、お天気が一番気になるところだったのですが(事前予約したのでキャンセルできないし)、神様が味方してくれたのか、雨に濡れることなくオプショナルツアーを楽しむことができました (#^.^#)
まずはオープントップバスの2階に座り、ネイザンロード(彌敦道)のネオン街を夜風に吹かれながらドライブを楽しみます。
このネイザンロード、確か30年前に来たときは、もっと道路の中央まで両側からネオンが張り出していて、昼間など、洗濯物をぶら下げた竿もビルの上層階から道路に向かって伸びていて驚いた記憶があるのですが、その当時に比べるとなんかおとなしくなった感じ。
とはいえ、高い位置から眺める香港のパノラマドライブはまた格別。所々で写真撮影のために停車してくれるのもありがたかったです。
時々よく聴き取れない(笑)ガイドの方の中国語なまりの日本語の説明もまた楽しい♪
次にバスを乗り換え、ビクトリアピークに向かいます。
夏休み中の土曜日の夜のせいか、ピークトラムの駅は長蛇の列ができていて大混雑。
これ、普通に個人で行ったら、とてもじゃないけどピークトラムに乗れなさそうなぐらいの人、人、人でした。
オプショナルツアーは団体扱いなので、少々待っただけで優先的にピークトラムに乗ることができました。
ガイドさんからは、右側の席に座るといいよとのアドバイスがあったのですが、満員状態のため座ることもできず、すごい傾斜の中、ずっと立って耐えていました…… まあ、これも思い出に残る経験ではあります(笑)
くっきりと晴れていたわけではないので、100万ドルの夜景とまではいきませんでしたが、
(25万ドルぐらいかな?)
前日「シンフォニー・オブ・ライツ」で見た、そして午前中にスカイ100でも見た景色が目の前に広がっていました。
個人で来ていたら、また帰りのピークトラムに乗るために長い列に並ばなくてはいけないのですが、このツアーは、そのまま山麓駅からバスに乗ってホテルに戻ります。
しかも、宿泊ホテルまでそのままバスで送ってもらえるので超便利!
夜のビクトリアピークとオープントップバスをオプショナルツアーで入れておいたのは大正解でした!
香港旅行 その3
香港旅行2日目。
朝食後、まずは尖沙咀の行列のできるクッキー屋さん「ジェニーベーカリー」へ。
お店は一部工事中のゴチャゴチャしたビルの2階にあって、観光客が長い列をつくっていました。
ネットで事前に調べたときは、整理券みたいなのを配っていると書いてあったのですが、そういうことはなく、列に並ぶだけで買うことができました。
ただし、一部、人気の商品は早々に売り切れになっていましたが。
4種類入りの小さな缶をお土産用に4つ購入!
4つも買うと、さすがに重いので、ホテルにいったん戻り荷物を置くと、次は香港で一番高い展望台「スカイ100」へ向かいました。
雨雲で景色がきれいに見えるのか、お天気面でちょっと心配だったけど、
思いきって行ってみました。
スカイ100は九龍駅の近くにあるのですが、
実は尖沙咀から行くには少々不便なんですね。
私たちが泊まったゲートウェイホテルからだと、
歩いていくか、タクシーを使うか、いずれかになるようですが、
朝食ブッフェでおなかいっぱいになったこともあり、歩いていくことにしました。
ところが九龍駅付近というのは、大開発中なのか、どこも工事中で、
矢印案内に沿って進んでいくと、なんと作業員が通る狭い通路を通って行くはめに……
しかも、小雨が降り出してきて、傘をさしながら、すれ違う作業員をよけながらと、
行き着くまでが結構大変でした。
しかも、スカイ100は九龍駅近くのショッピングモール「エレメンツ」につながったビルなんですが、方向音痴の我々夫婦は、そのエレメンツの中で道に迷ってしまい、しばらくショッピングモール内をあちこちさまよっていました (^^*)
ようやくたどり着いたスカイ100
超高速エレベータで100階の展望台までを60秒の超高速であっという間にのぼりました。
ちなみに、スカイ100の高さは390mです。
ここに来るまでの雨はどこへ行ってしまったのか、
展望台からは、ビクトリアハーバー、香港島、九龍のビル群と、360度のパノラマを堪能できました。
それにしても香港の街って、どこを見ても高層ビルばかりで、本当にびっくりです。
上から見ると、遠くのほうなどは水晶の柱がたくさん建っているようにも見えます。
スカイ100で展望を楽しんだ後は、ショッピングモールでウインドショッピング。
土曜日だったこともあり、地元の若者たちで大にぎわいでした。
そして今日のメインイベントは、夜のオプショナルツアーですが、長くなったので、その話はまた次回。
香港旅行 その2
夫婦2人の香港旅行、ホテルチェックイン後、まず向かったのは「1881ヘリテージ」
ここは1996年まで香港水上警察が使っていた建物なんだそうで、現在はショッピングモールになっています。
ということは、以前来たときには水上警察の建物だったんですね。
ちょっとアンティークな雰囲気の建物には、高級ブティックやレストランが入っています。
店内には入りませんでしたが、建物の外観だけでも一見の価値があります!
19世紀後半のヨーロッパの雰囲気が漂うコロニアル建築で、カメラをどちらに向けても絵になる感じ。
あとは時間球塔とか、煤氣燈(ガス灯)、炮台などもあります。
次回行くことがあれば、ここのパーラーでアフタヌーンティを楽しみたいものです。
1881ヘリテージから香港文化中心(芸術ホール)、尖沙咀東プロムナードテラスなどを散策した後、今度は尖沙咀駅から地下鉄に乗って女人街へ。
香港にはローカル色豊かなナイトマーケットとして、「女人街(ノイヤンガイ)」と「男人街(ナムヤンガイ)」があります。
どちらも中国の下町風情が味わえるところで、チープな品々を売っている露店が軒を連ねたストリートになっています。
観光客でにぎわい、値引き交渉とかできて面白そうと思って行ってみたのですが、
あいにくの雨のためか、閑散としていて、お店の人も暇そう。
店の前をサッと通りすぎただけなので掘りだしものも当然見つからず、早々に退散。
狭い通路を傘をさしながら歩くのはほんとに大変で、なんか期待ハズレ……
夫は最初、男人街にも行くんだと張り切っていたけども、
雨の女人街で懲りたのか、「もう、いいや」と(笑)。
ただ、女人街のほうではなく、メインストリートのある旺角のほうは、
地元香港の若者たちでにぎわってました。
こちらは九龍で最もにぎわう繁華街なんですね。
夜になり、再び尖沙咀東プロムナードテラスに戻り、
ここからがお楽しみのシンフォニー・オブ・ライツ!
ガイドブックによると、ギネス記録に認定された光と音楽のショーらしいです。
シンフォニー・オブ・ライツは、九龍側と香港島側、そしてフェリーの船上から見ることができます。
毎晩、20時から13分間にわたり、尖沙咀と香港島、ビクトリアハーバーの両岸に建つビルからレーザー光線やサーチライトが放たれて、音楽に合わせて美しいイルミネーションが堪能できます。
のはずだったのですが、あいにくの雨模様。
ショーの時間には雨は上がっていたのですが、少し霞んだ夜景になってしまって、ちょっと残念でした。
でも、その後、思いがけないイベントに遭遇!
軽快な音楽が背後から聞こえてきたかと思ったら、
プロムナード観景台の後ろから香港文化中心の外壁に向かってプロジェクトマッピングのショーが始まったんです。
こちらは、香港パルス3Dライトショーというものらしく、どうやら夏と冬に開催される期間限定のショーみたいです。
アゲアゲ気分になって、一日目はいい感じで終わりました (#^.^#)
香港旅行 その1
このところ、ちょっと海外旅行に再びはまりつつある我が家。
この夏休みは、夫婦2人で香港に行ってきました。
私、実は香港に行くのはこれで2回目となります。
前回行ったのは、なんと30年近く前で、女性5人の旅!
もうあまりそのころの記憶はないのですが、
宿泊先は香港島のどこか高級ホテル。
ビクトリアピークと、何やら寺院を観光。
マカオまでも足を伸ばしました。
おいしい飲茶を堪能し、
当時日本人観光客定番のアバディーンの水上レストラン「ジャンボ・キングダム」で豪華なお食事も頂きました。
(今は日本人ではなく韓国人観光客がよく行くそうです)
お土産にブランド物のバッグや洋酒を買い込み、
バブル全盛期だったため、そこそこ贅沢旅行だったように思います。
そして今回の香港の旅!
30年もたつと、香港もかなり様変わりしていました。
高層ビルがあちこちに建ち並び(東京都心など比べものにならないほどのすごさ)、ショッピングモールもあちこちにできていました。
泊まったのは九龍のゲートウェイホテル。
巨大ショッピングモール「ハーバー・シティ」に直結していて、
フェリーに乗るにも超便利なホテルです。
空港からはエアポートエクスプレスに乗り、九龍駅下車。そこから各ホテル巡回の無料バスが出ていて、迷うことなく行けました。
ホテルのお部屋は結構広くて、ゆっくりできました。
バスルームも広くて清潔で使いやすく、
Wi-Fi完備、冷蔵庫の飲み物は毎日補給してもらえるし、ネスプレッソも無料。
そして何よりもよかったなと思ったのは、朝食で利用したレストラン「スリー オン カントン (Three on Canton) 」
ちょっとお値段は張るのですが、宿泊客は毎朝利用すると割引価格になるということで、思いきって朝食は全部ここを利用することにしました。
ビュッフェ形式で、点心やお粥、麵類をはじめ、洋食やカレー、日本食までそろっていて、滞在中3日間、飽きることなくおいしく頂くことができました。
本当は外のお店で朝粥とか飲茶をと思っていたのですが、
お天気が悪かったり、朝から蒸し暑かったりしたので、
ホテル内で朝食を済ませられたのは結果的に大満足でした!
続きは、またこの次に☆
最初の海外旅行はイギリス☆
小さいころから海外ドラマなどをテレビで見ていたせいか、
私、外国に対するあこがれは人一倍あったみたい。
とはいえ、昭和の時代、家族で海外旅行なんていう優雅な子ども時代を過ごすことはありませんでした。
海外に行きたいという夢が実現したのは大学3年生の春休み。
そのころはやりの「ホームステイ&地元の英会話学校への短期留学」が初めての海外旅行でした。
行き先はイギリス南西部にあるエクセターという都市。
自然豊かで、それでいて都会的なところもあり、
立派な大聖堂もありました。
日中は英会話学校に行って英会話の勉強をしました。
一緒に行った日本人数名のほか、長期プログラムで来ている日本人もいました。
もちろん日本人以外にも、フランスやスイス、トルコ、アイスランドなど、いろいろな国の人がいて、
まさにインターナショナルな雰囲気を味わえて楽しかったです。
アイスランドって、英語じゃないんですよね。
スイス人は、多国語を使用する国家だけあって、英語の習得センスはバツグンでした。
ホームステイ先で一番驚いたのは、
なんといっても食器の洗い方。
洗剤で食器を洗った後、なんと水でゆすがず、
そのまま泡を布巾でふき取るだけなんです。
日本では考えられない……
どうやらイギリスって水は貴重なものみたいです。
お風呂も、バスタブにお湯をためていいのは週に1~2回だけで、
あとはシャワーにするよう言われました。
あと驚いたのは、お弁当に持たせてくれたサンドイッチ。
日本のお弁当といったら、おかずの種類が豊富ですよね。
ところがあちらのお弁当といったらサンドイッチが定番で、
しかもそのサンドイッチ、
ハムサンドの日はハムサンドだけ、
タマゴサンドの日はタマゴサンドだけ。
なので、学校で友人と半分ずつ交換してました(笑)
夕飯のおかずも日本に比べると質素なものでした。
街のレストランも、おいしいと思えるところはイタリアンレストランのみ。
それは大都市ロンドンでも同じでしたね。
その他、まあ初めての海外旅行ではいろいろなカルチャーショックもありましたが、
友達もたくさんでき、楽しい時間を過ごすことができました。
今ではほんとに懐かしい思い出です。